2013年03月26日

標高(気圧)とコロナ放電

コロナ放電試験機メーカーのアドフォクスです。
春の訪れを感じる今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

アドフォクスがある東京都青梅市では色々な花が咲き始め、目を楽しませてくれています。
なかなか仕事が詰まっている時には素通りしてしまうものですが、ちょっとだけ気分転換してみるのも良いかもしれません。

コロナ放電・部分放電対策室よりモクレン
(青梅市では花が沢山開き始めました)


さて今回はコロナ放電と気圧との関係についてです。
実は気圧は放電開始電圧に大きく影響します。

気圧との関係はパッシェンの法則(Paschen's law)によって求まります。

 Vs = Ft(PL)

 Vs:火花放電(及びコロナ放電)開始電圧
 P:気圧、L:放電電極間の間隔、Ft:関数

前式によると野辺山(1000m)では放電開始電圧は10%下がりますし、アンデス(5000m)では放電開始電圧は約1/2に低下する事を示しています。
ここから、気圧による環境要因を考慮すると試験電圧は使用される電圧の1.5倍〜2.0倍で検査する事になります。

コロナ放電・部分放電対策室より大岳山1266m
(青梅から見える大岳山は1266m)

なお、火花放電開始電圧とコロナ放電開始電圧は同電圧ですが、放電経路に電流制限がある場合はコロナ放電になります。
例えば針電極のように先端から放電する場合、放電面積が小さいのでコロナ放電になります。
また、放電経路中に絶縁材があり電流を制限した場合にもコロナ放電になります。この場合、絶縁版が誘電体になるので気体中の電界は強くなり、コロナ放電は強く発生します。

 関連記事1> 絶縁材を入れるとコロナ放電が起きる
 関連記事2> コロナ放電試験で気をつける点

説明は以上です。
ご不明な点など御座いましたら、当社アドフォクスのお問い合わせフォームまでご質問下さい。



[リンク一覧]
アドフォクス 御問合せページ
部分放電試験器・コロナ放電試験器 (アドフォクス測定器トップページ)
コロナ放電解説記事(トランジスタ技術2009年3月号掲載)
M&M Corporation : Exclusive Agency in Korea
Corona discharge and a partial discharge laboratory (the Korean version)
posted by adphox.xt at 11:32 | TrackBack(0) | 現象 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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